戦争の一番の犠牲者は、子ども、女性、障害のある方たちなどです。実際にウクライナでは、それが悲しいことに証明されつつあります。
ロシアは、今すぐ戦争やめよう!
春闘要求2022 その5
教員の未配置なくせ、学校統廃合やめろ
重点 9
特休代替者などの未配置の問題について、
正規教員の任用を増やし、
かつ経験ある臨時講師の積極的な正規任用を行うことで、
ゆとりある教員配置ができるようにすること。
未配置の実態と課題を広く明らかにし、
子どもたちの学習権が奪われていることの解決を第一に解消に取り組むこと。
→ 4月1日スタートの日に、静岡市や牧之原市などから、先生が足りない、誰
か代わりに来てくれる先生はいないですか?の声が聞こえてきています。
子どもたちはもちろんですが、先生が一人でも不足しているということは、
ほかの先生にしわよせが行くということです。入学式・始業式までに準備しな
ければいけないことは山ほどあります。
県教委は、「将来の定年延長を見据えて、教職員数の推計を慎重に行う必
要」などと言います。その発想には、今困っている子どもたちや教職員に対し
て何とかしようの姿勢が欠けています。
地教委の問題・課題と言っていた文科省も、最近ようやく「教員不足」の調
査を行い、発表しました。しかしそんなゆっくりなペースでなく、今すぐ教員
の不足を補って! 国の教育行政の問題が大きいのです。
重点10
学校統廃合を奨励しないこと。
政令市、市町と連携して学校存続のために取り組むこと。
「通学時間1時間以内」「学校・学級規模の適正化」など、
教育的にも子どもの実態からも不適切な「文科省手引き」にくみしないこと。
→ 全国的に学校統廃合が進められようとしています。その理由が、統廃合した
ら、校舎改修・建設の国の補助金が高くなる、公共建築物を減らす施策などで
す。でも、そのことは前面には出さないで、小中9年間を見通す、「中1ギャ
ップ」(←これは文科省管轄の国立教育政策研究所が批判)、大勢で切磋琢磨
した方がいい、クラス替えしないと関係が固定化するなどです。
少ない人数できめ細かい教育ができる、一人ひとりに目が行き届くなど、教
育の基本のところは、後景に押しやられてしまっています。
適正な学校・学級規模など、誰も説明できていません。むしろ、世界では、
学校・学級は人数を少なくさせてきています。
安心安全に、歩いて通うことのできる小学校を残して!