もう、4月からの 教員不足 が、わかっている。だったら・・・

組合って?

教員不足がわかってるのに・・・

先月2月に、県内から、次のような話が聞こえてきました。

 ①「打ち合わせで校長が、『管内で来年度教員が足りない。当自治体内でも10人以

上不足。従って当校でも1~2人足りなくなる予想となり、今までよりも多く授業を受

け持ってもらうだろう』と言っていた」

 

 ②「臨時講師だが、『来年度4月からの任用は、確実ではない』と校長に言われた」

 

 どちらも、子ども、保護者、教職員、学校にとって切実な話であり、特に2月末のこ

の時期を考えると、あってはならない問題であると思います。

 県教委や教育事務所に、

 「教員不足は事実?具体的な数は?」

 「2月の時期に(4月当初でなく)、来年度の教員不足が明らかになるのはなぜ?」

 「だったら、臨時講師、任期付教員の来年度任用の確約ができるんじゃないの?」

と聞きましたが、

 「今、現場で探している」(えっ、学校任せ)

 「3月中頃、正規教員の数が決まらないとはっきり言えない」

などの返答だけです。

 「国の定数政策の問題だね」

  これは共通でしたが、県として、教育事務所として、市町として、

もう、先生が足りない、担任や教科の先生がいない とわかっていても、なぜ腰を上

げないのでしょうか・せめて、「困っています」と県民に呼びかけることはできないも

のでしょうか?県教委が無理なら、県知事へ!?

 

昨年22年の春闘要求書

 特休代替者などの未配置の問題について、

正規教員の任用を増やし、かつ経験ある臨時講師の積極的な正規任用を行うことで、

ゆとりある教員配置ができるようにすること。

未配置の実態と課題を広く明らかにし、

子どもたちの学習権が奪われていることの解決を第一に解消に取り組むこと。

 

22春闘県教育長回答

 教職員の未配置につきましては、月例報告等により認識しているところであります。

  毎月、教員不足の数を把握してるんだ。だったら・・・

 その対策につきましては、教員採用選考受験者へ講師登録を呼びかけ、希望者の情報を

市町教育委員会へ提供しているところであります。

  今、不足して困っているんだけど・・・

 加えて、令和 3年 3月から静岡県教職員人材バンクを開設し、幅広く人材を確保し、市

教育委員会に情報提供を開始いたしました。

  教職員人材バンクの応募者の年齢を聞いたら、ほとんどが20代、30代でした。

  教育事務所の方も認めていましたが、それでは、不足した時に直ぐ対応できない。若い人が、仕事に就

  かないで、自宅で臨時講師の話があるまで待っているなんて、ありえな~い。

 さらに、県内の教員養成機関とも、教員 望者の増員に向け、引き続き連携を図ってい

るところであります。

  だから、今、この時に先生が足りないんですけど。

 また、経験のある臨時的任用職員の正規任用につきましては、採用選考試験において教

職一般教養試験免除や課題作文への代替といった措置を講じることで、積極的な採用を

進めているところであります。

  だから、今!先生が足りないんですけど。

 一方で、定年引上げを見据えて、教職員数の推計を慎重に行う必要もあります。

  子どもたちが、学校が困っているのに・・・。来年、再来年の話ではなくて・・・

 県教育委員会といたしましては、国の動向を注視しながら、引続き教職員の未配置の解

消に努めてまいります。

 

  政府・文科省は、昨年2500人以上教員不足と調査をしながら、

  予算案では、2400人以上も「自然減」としている。

  どういうこと。子どもの、学校の、困ったを見てほしい