全教静岡の 春闘 重点要求 11 管理職(評価者)の評価でボーナスに差をつけるの やめようよ

全教静岡の 春闘重点要求 11

     評価で ボーナス(勤勉手当)に差をつけるのをやめようよ(やめさせたい)

 

勤勉手当への人事評価のリンクをやめること。

 

 

 日ごろの仕事ぶりを見ていて、管理職(校長や教頭)が、S、A、B、C、Dと評価します。その評価が、年2回の一時金のうち、勤勉手当部分に反映します、

 静岡県教委管内(浜松市静岡市政令市を除く)では、12月のボーナスから実行されています。

 県の人事委員会が示し、県教委、県議会が認める「特別給」=ボーナスには期末手当と勤勉手当に分けられています。(ちなみに、組合は、みんな同じに仕事していて、しかもボーナスと言っても給料=生活に必要なお金 なんだから、期末手当1本にしてよと言っています)

 そのうち、勤勉手当部分を、評価結果で差をつけよう、としています。その方が、みんなやる気を出して仕事を頑張るから、という理由です。(バカにしてると思いませんか?)

 その評価の仕方を何年も試行して、ついに昨年の12月ボーナスから実施し始めました。

 SやAの評価を得た教員は、従来のみんな同じやり方より、1万余から数千円は余分にもらっています。でも、誰がSで誰がAなのかは、管理職しか知りません。Sが1割、Aが3割、Bが6割くらいと説明されています。同じ学校でそのくらいの配分?大きい学校小さい学校などあるので、同じようにはいってないでしょうね。

 多くの方はBです。Bは、県教委の説明では「良好」と評価された方です。でも、良好なのに、従来の同じやり方より数千円下げられています。その分、SやAの引き上げ分に回される仕組みです。県や県教委が、「よくがんばったね」とSやAの評価の方に余分にお金を出しているわけではないのです。(成果主義のやり方は、民間でもどこでも基本は同じようです。よっ、社長!太っ腹!というわけではないようです)

 昨年の4月から9月までの管理職(校長や教頭)の評価が、12月の勤勉手当に反映されました。昨年の10月から、この3月の評価(成果?)が今度の6月の勤勉手当にリンクします。

 この3月のある市町の学校での話。

「今日、人事評価の校長との面談がありました。『よくやってくれて、ありがたいと思っている。本当は、A評価だ』と言われました。でもBでした。『こんな制度、破綻する』と校長は言っていました」

 教職員のやる気を引き出そうとしている制度とは、とても思えません。

 まだ、職員室ではピンと来ないかもしれませんが、じわじわと浸透し、当たり前の制度になっていったら・・・。いまのうちにやめさせたい!

 

 

 

新型コロナウイルス感染まん延防止に関連して

  会計年度任用職員(非常勤職員)を休校だからと、3月に提示した勤務条件とは違う条件を提示している市町があるらしいと。

  それは明らかに違法です。またその旨、文書を書き換えているとしたら、改ざんにも当てはまります。

  ぜひ、注意してください。

  また、立場の弱さに付け込んで、ごり押ししている例があるとしたら、公務員、教育職として恥ずかしい行為です。

  約束は守らなければいけないんだよ。

 

  泣き寝入りしている方は、おられませんか?