重点 2

政令市権限移譲となった静岡・浜松両市と

「継続的に情報交換する場を設け」、

3者に教育条件や労働条件の格差が出ないよう配慮すること。


 昨年度から、静岡県は、静岡式35人学級の「25人下限」を撤廃
しました。
 それまでは、せっかくの35人学級でも、1クラスが25人に届か
なければ、学年が35人を超えても、クラスを分けることができま
せんでした。
 例えば、2クラスで35人×2+1で71人になっても、3クラ
スにすると、 71÷3=23.7人で、25人に届かないため、
3クラスにできず、35人と36人の2クラスで我慢しなけれが
なりませんでした。
 同様なことは、1クラスの学年で36人〜40人でも。
 それが撤廃(ただし3年計画で、昨年度小3〜4年、
今年度小5〜6年、来年度中学校)されたのです。


 ところが、昨年度から政令市の教育施策・予算は、県から移管
(移譲)され、独自施策となりました。県は25人下限撤廃でも、
浜松市静岡市はその施策を取りませんでしたので、
25人下限のままです。
 

 このような、同じ地続きの静岡県内で、教育条件が違う事態が
起こっています。


 労働条件でも、教職員の条件が違う、差がある事態が起きています。
 

 そのようなずれを解消するようにと、政令市権限移譲が取りざた
されるようになってきてから、毎年要求してきています。


 注;同様に、全国の都道府県・政令市間でも、教育施策・条件が
  違っています。
   本来、国の施策として、全国共通にするべきです。
   住んでいる地域によって、教育条件が違うというのは、是正
  すべきと考えています。


 今、夏の酷暑のために、エアコンを!の要求が強まり、吉田町
浜松市東伊豆町などが、全校にエアコン設置を行なおうとし
ています。次第に広まってもらいたいものです。
 もう随分前からですが、全国の教職員の会議や学習会に行って、
「静岡では、教室に暖房がない。衣服で調節するように言われている」
と言うと、え〜っ!?と驚きの声があがります。
 北の方の方だけでなく、南の府県の方からもです。