学習指導要領の内容が増えて、勤務時間・仕事量を増やしたのだから、人も増やせ!
いや、子どものことを考えて、教える内容・量を減らせ!
「中学校の英語は、以前よりも難しい」として、「中1が4月に習う英単語 以前は38語、今、105語」「小学校の教科書で習う英単語 以前 0語 今 600語」
↑ ある受験塾のチラシより
英語だけではありません。
子どもたちも大変。そして、先生たちも大変!
だから・・・
↓
昨年22年春闘要求
新学習指導要領の実施に伴う授業時間増・業務量増(新しい評価方法導入も含む)に
対して、
必要な人員の増員、指導内容の精選などの措置を講じること。
また、業務量の増加に対して、使用者の責務として業務量の軽減及び人員・設備の増加
を措置すること。
令和2年度静岡県人事委員会報告「適正な人員配置や柔軟な配置転換等」にも留意する
こと。
「適正な人員配置や柔軟な配置転換等」とは、20年の県人事委員会の報告で、任命権者(県や県教
委)に対して、多忙なんだから、何とかしなさいと言っていることです。「適正な人員配置」は、現在
の多忙な状況を考えれば、「人を増やしなさい」と言っていることと同じ!だとは思いませんか。
22春闘県教育回答
人員の増員につきましては、文部科学省に「静岡県の提案」として定数改善を継続的
に要望しております。
指導内容の精選につきましては、研修会等で時間割の工夫等の新しい学習指導要領へ
の対応策を提供し、各学校が児童や地域の実態に応じて適切に教育課程を編成するよう
支援してまいります。
中学校では、前回の学習指導要領(これだけは教えなさいと国が示している教育内容)による授業時間数
の増加によって、6時間目を増やさざるを得なくされてしまいました。6時間の授業を終えて、帰りのHRを
経て、部活指導 → 学年打ち合わせ →分掌(割り当てられた授業以外の分担、生徒指導、生徒会、安全、
図書などなど)の仕事 → そしてやっと自分の学級や教科の教材研究や準備・・・
学習指導要領の教育内容の増加(今の学習指導要領は、教育内容を「減らさず、増やした」)は、勤務時間
や業務量を増やすことに繋がっています。増やした分、人員を増やす、または業務を減らす必要があるのに、
文科省も県教委も、そこに手をつけていません。使用者、事業者として怠慢としか言いようがありません。