教育全国署名 どの子にもゆきとどいた教育を 静岡県内で署名のお願い

時期が前後しますが、この間の静岡県内での

教育全国署名の動向です。まとめてで、ごめんなさい。

なお、静岡市は11月24日、静岡県は11月25日に議長提出と要請となります。

 

浜松市教育請願署名を浜松市議会議長に提出 4033筆

 11月2日、「子どもたちにゆきとどいた教育を求める請願署名」を議長に提出しました。子どもと教育を考える浜松市民会議事務局の須部友康さんが、4033筆分の署名(昨年同時期の3488筆を大幅に上回りました)を浜松市議会議長、鈴木育男氏に手渡しました。

 

 そして、学童保育の受け入れや発達支援学級の子どもが増えていることなどについて、議長と懇談しました。

 

 尚、署名は11月24日まで受け付けます。また12月3日には市議会委員会での請願趣旨説明が行われます。傍聴をお願いします。

 

静岡市議会各派に要請を行う  

 9月3日に、子どもと教育を考える静岡市民会議の6人が、教育全国署名の趣旨に賛同してと市議会各派を回りました。昨年は飛び込みでしたが、今年は事前に訪問する旨の電話をしていたため、6会派すべてで担当の議員の方が応対してくれました。

 

 どの会派も、請願項目に首を横に振ることはなく、どの教育課題でもその切実さが伝わっていることがわかりました。今夏エアコンが市内の小学校(中学校は来年)に付いたが、容量過多でストップしてしまうことが頻発しています。そのことを伝えると、応対して引き下がりかけた議員の方が戻って聞き直す場面もありました。

 

 静岡市は、11月24日に議長提出、12月8、9日に委員会で請願趣旨説明が行われます。傍聴をお願いします。

 

静岡県議会各派へも要請

 9月29日には、静岡県議会各派への要請行動が取り組まれました。事前にお願いしていたこともあって、会議室に招き入れて、お茶まで出していただいた会派もありました。

 

 ご自身もボランティアで地域の子どもたちと関わっているという議員の方は、コロナ禍で密を避ける、消毒をするなどの学校の苦労がよくわかると、頷いて話を聞いてくれました。

 少人数学級実現の課題については、どの会派の方も賛成の意思を示してくれました。

 

 支持団体などの関連で紹介議員になれないという会派や無所属の議員の方も、請願項目の内容の実現のために取り組むことでは、確認していただきました。

 

教育全国署名静岡県スタート集会開かれる

 9月5日教育全国署名の静岡県のスタート集会が開かれました。集会に先立つ講演の講師は、スクールソーシャルワーカーで「寺子屋お~ぷん・どあ」の代表でもある川口正義さん。『コロナ禍で見えてきたこと~子どもたちが望む学び・学校・地域』とのテーマで話されました。

 

 川口さんは、大人が見ている以上に、今子どもが失っているものが大きいとして、見えにくい貧困問題など具体的に子どもを取り巻く状況を語ってくれました。そしてこのコロナ禍によってさらに「安心・安全な居場所」がなくなっているのに、子どもたちは「助けてほしいけどSOSを出せない」でいると。そういう見逃されやすい子どもたちの潜在化した心の苦痛に、徹底して関心を持とうと話されました。

 

 「一生懸命生きようとしている人が、なぜ泣かなきゃならない」と怒りつつ、地域や学校で活動し、行政にも働きかけ、「一人の人間としてどう生きるか」を自他に問いかけてきた川口さんの話に参加者は熱心に聞き入っていました。

 

 講演の後、教育県民会議、静岡市民会議、浜松市民会議から署名の取り組み状況、高校の事務室の方や国公労連の方からは講演の感想などが語られました。そしてコロナ禍の中だからこそ、20人以下学級などの要求の実現のために署名運動を頑張ろうと確認しあいました。

 

教育静岡市民会議が街頭署名 

高校生が多数足を止めてくれる

 

 10月24日と11月7日の土曜日のお昼時に、新婦人や市教組、末広会有志(教職員退職者)による街頭署名活動が行われました。

 

 コロナ禍であり、どうかなとの思いもありましたが、人出はかなりあり、24日は快晴、7日は雨天の天気予報をかいくぐり、絶好の(?)署名日和となりました。

 

 ハンドマイクからは、教室は密で大変、子どもたちは我慢をしているなど現状を熱っぽく訴える人、請願項目を淡々と訴える人、講演のように情勢から話し出す人などの声が流れました。

 

 その中で、道行く人へ署名をお願いしました。もう30人学級どころか20人でも教室は密で、新型コロナウイルス感染防止のためにも、少人数学級は今すぐ必要!アルバイトのできない学生に支援を!先進国では大学無償の国が多く、学生ローンで卒業後も苦しんでいるのは日本だけ!特別支援学校に設置基準を求める声がようやく国の方でも出てきた!などの声かけをしながら、ボールペンと署名用紙を差し出しました。

 

 高校生の方たちが大勢足を止めてくれました。氏名だけで、住所はイヤという子もいましたが、おおらかに「OK!」

 両日12~14人の参加で、137筆と96筆を集めた1時間でした。