全教静岡の 春闘重点要求  4  全国学力テストは やめよう

春闘重点要求  4  →静岡県教育委員会

 

全国学力・学習状況調査」(学テ)に参加しないよう働きかけること。

 

  3月17日文科省の「4月学テ実施取りやめ」決定を受け、

 

2020年度実施をやめるよう国に働きかけること。

 

 

→ 日程的にも、今年度20年度の実施日を全国一律に設定できません。

  今まで、実施日に向かって学テ対策が行われてきました。それがなくなったことで、4月は余裕をもって学級を見回すことができるのではないでしょうか。年度はじめは、子どもたちの様子をじっくり見たい時です。テスト用「学力」(文科省も学力のごく一部と言っています)だけでは子どもたち一人ひとりのことは、まったくわかりません。でも、学テの前後は、特に小6と中3はテスト対策に追われていました。

それでなくても、ふだんからインフルエンザ対策で、今年は特に新型コロナウイルス感染を防ぐ対策で、子ども一人ひとりの様子を見る必要があります。学テばかりをやっているわけにはいきません。

 

 学力テストで、真の学力を見ることはできません。まして、小学校の学習指導要領が改訂され4月から始まりますが、売りは「主体的で対話的で、深い学び」です。テストに大きな比重をかける?矛盾してますよね。

 

 県教委は、学力テストは授業改善に役立つという主張を変えていません。でも、実施主体は市町です。市町や個々の学校の普通の声を聞き、「学テ対策」の実態をつかんで、本当に子どもたちにとって大事なものなのかを検証すべきです。

 

 それにしても、長泉町裾野市が19日まで休校となりました。

 賢明な判断なのかとも思いますが、政府の〝泥縄“に倣わず、休校による様々な影響について考慮しながら休校としてほしいものです。

#自粛と給付はセット  と同じように、#休校と対策・保障もセット

 生活困窮家庭の子ども、休校によって仕事制限の保護者、非正規教職員(講師、支援員等)、学校給食従事者・業者、学校備品・教材業者、見学等に関わる旅行業者・バス事業者・・・

 教育委員会は、おれらは関係ねえ、なんて言っている場合ではありません。関係部署との連携・要請・要求を、絶対行うべきです。