全国で、夏休み中の学校閉庁日が増えています。
数年前までは、組合から要求しても、必ず誰かは学校にいるように、と、「閉庁日」を 当局は 認めませんでした。(このブログの夏の勤務要求書の過去分を見てください)
でも、この閉庁日というのは、教職員みんなが、日頃とれない年休(有給休暇)をとっているからです。あるいは、夏季休暇などで。
1年単位の変形労働時間制をわざわざ導入しなくても、できることです。
しかもある県では、閉庁日なのに学校に来て仕事をしていた教職員がいた、という報告もあります。それほど現場は忙しいのです。
「教職員の脳・心臓疾患で、昭和53年以来起きた35件のうち、5月が3名、6月が4名とこの2ヵ月間が最も多く、平常の長時間勤務の実態では、夏休みまでもたない」と指摘しました。
また、「1年単位の変形労働時間制」では、「所定の勤務時間が増えることで、時間外労働が見かけ上減るが、一方で合法的な勤務時間が増える。業務量が減らないのであれば、さらに長時間労働になり、過労死を促進してしまう」と危機感を表明し、制度を導入できるようにする法案を短期間で成立させることに反対するとの姿勢を示したとのことです。