学校でのコロナ禍対応について 追加要請 学校現場の声を聞いてよ!

2021年9月2日と3日に

静岡県内35市町教育委員会 教育長と 静岡県教育委員会教育長に

2021年8月25日付要請書

「夏季休業明けの学校における新型コロナウイルス感染・まん延防止対策について(要請)」に

追加して要請 しました。

(いくつかの市町には、こちらのメール等の不備でまだ届いていませんが)

 

2021年8月25日付当組合の要請に、さらに追加して要請します。よろしくご検討ください。

 

1.教育委員会による学校訪問、人事管理訪問の

中止または延期を求めます。

 学校現場が、密にならない努力、消毒の徹底、感染予防で欠席する家庭への連絡、コロナ感染者・濃厚接触者・PCR検査受検者の把握・報告、リモート授業の模索、人数制限・リモートなどでの会議・集会等々、従前では想定されない対応をしています。子どもたちも、大声を出さない、密を避ける、常時のマスク着用、換気でエアコンの効かない教室での授業、黙食など我慢をせざるを得ない状況です。その中での「訪問」については、とりわけ慎重にする必要があります。(尚、「学校訪問」では学校現場が日常にない緊張を強いられています。)

 どうしても訪問が必要な場合は、ワクチン接種の証明、事前事後のPCR検査の証明、感染防護の服装などが要ることは、この未曽有の事態では当然だと思います。

 

2.新型コロナウイルス感染・まん延防止のために

配当された予算の柔軟な運用を認めてください。

学校現場も判断による、今まで以上に柔軟な予算執行が求められています。運用項目の「しばり」をなくし、昨年と違う事態(変異株対応等)への対応が臨機応変にできるようにしてください。

 

3.教育課程の編成・実行について、

未曽有の事態に対応した、

学校現場の実績・蓄積・実態に依拠した

柔軟な運用を行うことができるよう

指導援助してください。

 学校現場では、今までもインフルエンザ流行による学級・学年閉鎖、自然災害による授業の中断などがある中でも、創意工夫して子どもたちの成長発達を考えた教育実践を行ってきました。昨年も長期休校などの変則の事態の中でも、教職員は、子どもたちが生き生きと学習できるようにと考えて実践してきています。

従って、「指導計画通りに」、「進度に遅れのないように」など杓子定規な「指導」や強調をされないようお願いします。

 

4.3.の趣旨を生かすために、高校入試のあり方を、

子どもたちや学校現場の状況や要望に即して改善するよ

う、関係各所に要求してください。

 

5.希望していてワクチン接種が終わっていない教職員に

対し、居住地に関わらず接種ができるよう早急に対策を立

ててください。

 

6.教職員への感染が増えています。

新型コロナウイルス感染症の公務災害認定における取扱いについて」(地方公務員災害補償基金補償課長、地基補第145号令和2年5月1日)に基づき、

公務災害申請をためらうことのないよう、

適切迅速な指導と手だてを行ってください。

 新型コロナウイルス感染により深刻な後遺症が出ていることを憂慮しています。

 

                                    以上

   民間でも、新型コロナウイルスに感染した場合等、労働災害になると思います。

   厚生労働省から通知が出ています。「コロナ感染労災認定」で検索。