人事評価の昇給への「活用」に反対します  せめてコロナ禍の時だけでも凍結したら

「人事評価結果の昇給への活用」に反対します

 

 子どもたちは、担任だけではなく授業に入ってくれる他の教員や、養護教諭、用務員、給食員などのいろいろな人たちの支援を受けて、人間的な成長が果たせるのです。一人の教諭の頑張りではなく、集団での教育力が大切です。

 また、管理職の人事評価を気にする中で、子どもの側に寄り添った民主的な教育が出来にくくなります。管理職の意向に沿った忖度される教育が幅をきかせ、教員の自主性が阻害され子どもにとってマイナスになります。

 管理職の評価も、誰からみても公平で絶対的な評価はできません。教職員評価の給与へのリンクは、教職員の集団的な教育を阻害するものであり反対します。

                      浜松市 ▢▢ ▢▢  元小学校教員

 

 国や総務省静岡県人事委員会は、早く人事評価と給料を結び付けろ!早くやれ、早くやれ!と言って、教育委員会をせかします。そして、県教委は、だって人事委員会がやれって言うんだもん!と言い訳します。

 でも、少なくとも、今やらなくても困ることはありません。だって、そのために給料の原資を増やすわけではありません。決まった給料の原資から、B(良好・普通)の人の分を削って、SやAの人に配分するだけなんですから。(他からも当てると言いますが、総額は同じです)

 だったら、せめて、このコロナ禍の時だけでも凍結したらいいと思います。

 

 だって、静岡市教育委員会児童生徒支援課の市内小中学校対象の調査(7月)では、

「よく眠れる」と答えた子どもが、60%前後

つまり、「よく眠れない」子どもが、40%前後いるというのです。

 

「元気に過ごしている」と答えた子どもが、80%いました。

でも、つまり「元気に過ぎしていない」子どもが、20%いるのです。

「イライラする」「何となく落ち着かない」「不安になる」などの子が、

それぞれ10%前後います。

・・・詳細な資料の提供を児童生徒支援課に頼んでいる最中です。

学力、学習の進度などに汲々としていると報じられている中では、

貴重な調査だと思います。今後の生かすという意味で。

 

戻ります。

子どもたちが、困っているのがわかっている時、

この未曽有の事態の時、

人事評価の昇給への「活用」に精力を使っていていいのでしょうか。

人手が足りないでいる時、夜の10時11時と、県庁西館7階、8階に

煌煌と明かりがついていて、その中に、

人事評価の昇給への「活用」を行うための要項やら説明資料を作成している人がいる。

それは、今やらせることではないでしょ!