会計年度任用職員の無給無期限待機の問題で、
「休校中における会計年度任用職員の任用の適正化」=4月5月(場合によっては3月も)の、勤務が約束されていたのに無給・無期限で待機させられていた会計年度任用職員の休業補償を要求して、静岡県内35市町に電話をしています。
事前に、要求書を送っています。(昨今、「紙媒体」だと無視されて、改めてメールで送ってほしいと言われた市町もありました。ありゃ。)「要求書」は、3日のこのブログを見てください。
途中経過を報告します。
1、「会計年度任用職員の担当の方をお願いします」と言ったり、「要求書を送った件
でお話を聞きたい」と言ったりしたので、電話口に出た職員が、どういう権限のある
方なのかはっきりしませんでした。
これは失敗でした。全教静岡の委員長名で、教育長あてに送ったのですがね。市町
の対応というのはそういうものなのでしょうか。
2、要求書の内容を読んでいないと思われる方が多かったです。市町教育委員会の方は
お忙しいのでしょう。3月、5月中旬と、今回で要求書3回送りましたが、読む暇が
ないのでしょうかね。←このブログ内に要求書を載せてあります。
3、休業補償については、即座に、3月も含めて休業補償を行ったと答えた市町が2つ
ありました。「特別休暇」という形をとったということです。ただ、そのうち1つ
は、休業補償されないと匿名の相談をされた方の市町なので、県教委事業の会計年度
任用職員の場合を言ったのではないかと思われます。
でも、県教委事業のスクールサポートスタッフの方からも、相談が来ています。
4、もともと学校数が少なく、市町費の会計年度任用職員が少ない。その方たちは、出
勤していただいて仕事を割り振ってもらったと思うという市町が2つありました。
35人いっぱいのクラスがあり、担任だけでは手が回らず、支援の方の存在は貴重
です、との声もありました。
5、夏休み短縮での勤務をお願いするので、増えた分は(給料を)増やすつもりだとい
う市町もありました。
6、「学童などの他の仕事をお願いしたが、子どもがいるなどでできない人がいた。本
人との合意で、勤務してもらっていない。」と答えた市町もありました。約束した4
月になっての「勤務しない」という合意は、4月の休業補償と矛盾することが電話口
の方にはわかってもらえなかったように思います。
他の仕事をしてもらう場合や夏休み短縮による仕事については、改めて勤務の約束
(勤務条件通知書の発行)を交わすべきだと伝えました。電話口の方はわかっていな
いような感じもしました。
7、市町の会計年度任用職員の場合、学校の管理職や狭い市町の教育委員会に要求する
ことができない。弱い立場であることについて、配慮してほしい旨を伝えました。理
解を示す方もおられました。
8、学校の具体的な状況をつかんでいない場合もありました。
9、組合に連絡してきた相談者の市町や氏名、会計年度任用職員の職名を明らかにして
要求することができず、歯がゆい思いもしました。 →上記7、
10、せっかくの制度なのに、こんな扱いでは、来年は民間に職を求めるかなという人
もいますとも伝えました。そうですね、それでなくても人が足りなくて困っていま
す、との話を聞かせてくださった職員の方もおられました。
11、来週も、残った市町に対して要求書の内容で確認の電話をしたいと思います。ま
た、電話口での回答と齟齬がないかも、引き続き確認していきたいと思います。
静岡県内の学校だけでも何百人、いや4桁はおられると思われる会計年度任用職員の扱いがこんなんでいいとは思いませんよね。
全教静岡の 春闘重点要求 17
若手教職員の突出した長時間勤務の実態が勤務時間記録に表れており、
体調不良や睡眠障害あるいは早期退職者も出ている状況を深刻に受け止め、
若手教職員の命と健康、生活を守るために、
過度な研修体制の改善、
担任など過重な校務分掌の見直し、
年休取得の促進、
時間外勤務の縮減
などの施策を講じること。
ぜひ、実態をお寄せください。
夜の9時、10時に散歩がてら、学校の周りを歩いてみませんか?
そうそう、同じころ、県庁や市役所、町役場にも足を運んでください。