8日、「給特法一部改正法案」=1年単位の変形労働時間制導入法案
を衆院文科委員会で審議入り!
与党の質疑はわずか1時間30分余り!?
来週にも委員会採決を、与党はねらっているようです。
ダメだよ!
11月8日、衆議院文部科学委員会が開かれました。冒頭、「給特法一部
改正法案」が提案され、自民公明の3人の議員が質疑しましたが、
開会からわずか1時間40分ほどで早々に休会になったようです。。
8日朝、理事懇で今後の日程について話し合われ、来週の12日(火)
に参考人質疑を行い、13日(水)・15日(金)の定例の委員会で審議
することとなりました。
野党は徹底審議を求める姿勢を崩していませんが、与党自民党は、
15日の野党の質疑が終わったところで、委員会採決を行いたいとし
ており、事態は予断を許しません。
≫ こんな法案はいらない!
今日の委員会で与党の議員から、
公立学校への『1年単位の変形労働時間制』導入には「いろんな懸念の声が出ている」
との発言に対し、
文科省が「これまで通知を出して、夏にまとめ取りが出来るようにやっ
てきた」と答弁をしたと。
「だったらこんな法案はいらないじゃないか」と文科省自身の矛盾。
与党は『教職員がたいへんなのは家庭のみなさんが先生にそれを求めるからだ』と言う。
本末転倒な話だ。長時間過密労働を押し付けてきたのは政府・文科省ではないか」
今後の審議日程で与党が「15日にも委員会採決を行いたい」
としているそうです。
「野党がまだ質問もしていないうちに
採決の日時を決めるなんてあり得ない。徹底審議を求める」
野党が抗議していたそうです。
委員会を傍聴した組合員は、
「障害児学校の現場では、障害児が増えているのに学校や教職員が増えない。
子どもたちが定員以上の教室に押し込められ、一人の先生が見る人数も増
えている。カーテン教室もなくならない。こんな教育環境を放っておい
て先生も増やさない」と政府の姿勢を批判。
「委員会では岐阜で閉庁日を設けて、リフレッシュできた先生が
たくさんいるなどと、あたかも休日まとめ取りができるような話がされていたが、
今日の審議では教職員のいのちと健康の問題や労基法との関係の問題などは
出ていない。先生や教育予算を増やすという議論にもならなかった。
この後、ものすごいスピードで採決されるかもしれない」と指摘し、
「徹底審議を迫り、法案の廃案を目指してみなさんとともにがんばりた
い」と決意表明しました。
http://www.zenkyo.biz/pdf/190919henkeiroudou.pdf
↑署名用紙
政府のいい加減さをこれ以上許しちゃイカン!
≪予想される当面の日程≫
12日(火) 参考人質疑
(以下は野党側参考人)
・過労死家族の会:工藤祥子さん
・労働弁護団:島﨑 量さん
13日(水) 定例委員会:野党の質疑
15日(金) 定例委員会:野党の質疑後←ここが危険
マスコミの伝える姿勢にも注目!
「身の丈」発言も、「桜を見る会」問題も、
まともに伝えていない。
1年単位の変形労働時間制も、
休日のまとめ取り程度では、わからない。
健康のまとめ取り回復は、ありえない!
夏までに倒れる!の声が!