年度末まで働けと言っておきながら、その途中で給料を下げるよ、退職金を下げるよ、なんてことがまかりとおっていったら、とても信用して、安心して働くことはできません。公務で通れば、どこの企業、職場でも右へならえです。
 「駆け込み」ではなく、生活防衛です。

「職分の倫理性」をもった声を聞いてください!


☆ ここ10年、教職員の賃金は下がり続けています。この上、給料後払いの退職金まで減らされることには、納得いきません。
 公務員の給料が減らされれば、この次は民間の給与が減らされます。そうやって、デフレスパイラルになってきました。生活保護も減額される方向と聞いています。このように国民生活が削られて、どうやって景気を回復し、日本経済を建て直すのでしょう。
 景気、経済を建て直すためにも、退職金減額に反対します。


☆ 教職員の賃金が、このところずっとへらされています。
 退職金は、私たちにとって退職後の生活を支えるために、本当に当てにしているものです。ローンの返済や子どもたちの支援などなど。
 世の中の不況の中で、これ以上生活が圧迫されることは、本当に不安になります。働く人々の賃金や退職金が、これにならって下げられる事も考えられます。
 退職金が減らされることには、本当に反対です。


☆ 私は、現在産休をいただいていますが、これから復帰するにあたり、そのようなことは大変つらいことです。
 家族が増え、仕事をさらにがんばっていこうと思っています。
 どうか退職手当の削減をしないでください。お願いします。


☆ 退職金は、退職後の生活のためのものです。減らさないでください。働く意欲を削るような制度は、やめてください。


☆ 私は、退職4年目の元教師です。年金支給が先延ばしになっているために、退職金は退職後の生計費として、なくてはならないものになっています。つまり、生涯賃金の一部であり、給与の後払いとしての性格の強いものです。それを一気に100分の17も削減することは、とうてい認められません。


☆ 退職手当の削減は、公務に就いている人が、どんどんやめていくことにつながってしまいます。長くつちかってきた、いい経験をもっている人がやめていくのは、教育にとって、とてもそんなことです。


☆ 「駆け込み退職」と騒ぎますが、駆け込みというのは、政府や県のやり方のことを言います。11月16日、解散の日に駆け込みで法案を通したこと、審議は衆参あわせても2時間にもなりません。児童会や生徒会なら、もっと時間も手間もかけます。
 年度末までの仕事させておきながら、年度内に大幅削減を決めるのも、「駆け込み」以上に悪質です。そんな悪質なことを強行しようとしている首長、任命権者こそ「職分の倫理性を汚している」のです。
 県議会で、真っ当な議論をすべきです。