全教・教組共闘 災害対策本部
2011年4月27日
連休中のボランティアに、のべ190名の方が登録
「呼びかけを待っていた」「寄せ書きのタペストリーを持って参加します」
全教・教組共闘が呼びかけた連休中のボランティアに全国の仲間から次々と応募があり、のべ190名が登録しました。
「現地の様子が報道されるのを見ていて何か役に立ちたいと、ずっと思っていた。連休中なら参加できる。」と申しこみが続きました。
「10人乗りの車で行くから、車を使ってもらえばいい。」
「スコップを積んでいきましょうか。」
「物資を積んでいきましょうか。」
いろいろなうれしい申し出があります。
沿岸部は津波の被害にあい、今もがれきの山が続いています。畳を上げたり床下のヘドロをかきとる「片づけ隊」や、支援物資を住民の皆さんに届ける「お届け隊」、生活に役立つ公的情報が書かれた全労連のビラを配布しながら住民の要望を聞くなどの作業が計画されています。
汚れてもいい活動しやすい服装で、参加してください。現地に負担をかけないように、以下のような持ち物を準備してください。
軍手・ゴム手袋・防塵マスク・底の厚い靴・タオル・バスタオル・歯磨き・歯ブラシ・石鹸・(できれば)ゴーグル・(できれば)長靴
「子どもたちと教育のために使わせていただきます」と教育委員会事務局長
4月22日、全教・教組共闘震災対策本部は、石巻市教育委員会を訪れ、お見舞いの意思を伝え、全国から届けられた募金の一部を届けました。
長尾全教副委員長が、全教・教組共闘のこの間の募金やボランティアの活動を紹介したうえで、「被災した子どもたちを励まし、学校再開に役立てていただきたいと義援金30万円をお持ちしました。」と、今野・石巻教育委員会事務局長(教育長職務代行者)に目録を手渡し、懇談しました。
4/21には、石巻市の小学校も始業式を迎えましたが、この1か月余り、不眠不休で、子どもたちのために尽力してきた様子を伺いました。しかし、始業式は行ったものの、翌日からは臨時休校として授業再開はまだまだという学校も沿岸部には多くあります。
「早く、子どもたちの笑顔が学校にあふれるように」と語る今野さん。思いを共有することができました。
また、今谷全教書記長から「現地の先生方は、この連休でやっと自分のことを考えられる、やっと少しは休めるのではないか。我々は、連休中にボランティアを計画しているが、現地の先生方の負担にならない形で、しかし、現地の学校や子どもたちのためになる活動をしたいと考えているので、我々にできることがあれば、何でも言ってください。」と、申し出ると、感謝の意思を示されました。