学校にこそ 言論の自由を!

土肥信雄さん講演会

(この3月まで東京都立三鷹高校長)

8月17日(月)午後1時〜

静岡県教育会館

参加費500円
高生研静岡支部主催
教育県民会議(子どもと教育を考える静岡県民会議)協賛 

 教育県民会議では、09年度の教育全国署名(教育格差をなくし、子どもたちにゆきとどいた教育をすすめるための請願署名)をスタートさせるに当たって、高生研静岡支部主催の講演会に協賛し、上記の講演会に取り組むことになりました。
 なぜ、土肥さんをこの時期に呼ぶのでしょうか?それは下記の東京新聞の記事を読んでいただければ、納得できると思います。
 暑い頃ですが、土肥さんの勇気あるお話で、きっと清涼感を味わえるだろうと確信しています。

東京新聞 2009年6月5日付から

挙手禁止通知 現役時代に公然と批判 都立校前校長が東京都を提訴

 職員会議で挙手や採決によって教職員の意向を確認することを禁じた東京都教育委員会の通知に、現役時代に公然と批判していた都立高前校長が、退職後の非常勤教員採用で不合格とされたのは不当だとして、都を相手に慰謝料など1850万円の支払いなどを求める訴訟を東京地裁に起こした。
 訴えたのは都立三鷹高の前校長、土肥信雄さん(60)。訴状によると土肥さんは、定年退職を前に非常勤教員採用選考を受けた。2007年度は96%が合格したが、都教委は今年1月、不合格とした。
 土肥さんは在職中、挙手禁止通知を「言論弾圧につながる」と批判、都教委に公開討論を求めるなどした。不合格とされたのは「都教委の言いなりにならない姿勢と意見表明を疎ましく思い、教育現場から排除しようとした」と主張している。
 「正しいと思ったことは言いなさい、と教えてきた私が、正しいと言わずに権力に屈したら生徒に責任を取れない」「ほっとした。これで都教委と公の場で話し合える」。土肥さんは、教え子から贈られた「卒業証書」や寄せ書きを手に会見した。
 「自分の主張は正しいと思っているが、ひょっとすると私の偏見と独善かもしれない。それを裁判所が判断してほしい」と話していた。


 どうでしょうか?現職の時、校長という身で教育委員会に「公開討論」(実質の抗議)を求めるなんて、すごいことですよね。是非聞きに来てください。