憲法9条を、平和を、圧力でなく対話の政治を
憲法を考える市民のつどい(静岡市)2018
憲法会議
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この憲法会議は、岸首相時代の改憲の企てに対抗するために、鈴木安蔵さんたちが立ち上げたものです。鈴木安蔵さんは、治安維持法で最初に捕まった方で、獄中で自由民権運動を研究された方。憲法研究会で議論を重ね、今の憲法の土台を作った方。映画「日本の青空」のモデル。
その方を静大に迎えたのは、当時の静大の教授たちにも、それだけの先見の明があったことだと思います。誇りにしていいと思うことです。
今年の記念講演は、北海道の弁護士の池田賢太さん。南スーダンPKO派遣差し止め訴訟弁護団事務局長をされている34歳の方。
丁寧なレジュメがあり、憲法9条に自衛隊が明記されることの意味などを詳しく講演されました。改憲の結論は、「個人」が尊重される社会ではなく、国が優先される国になるということ。
池田さんは、「憲法は、この71年間改憲されてこなかったのだから、私たちが勝ってきたということ。それは、個人の尊重という大儀、憲法の理念が正しいから、負けるはずがない。フランスのジャコバン憲法に『もし政府が国民の権利を侵害したならば、個々人の隆起は、国民の最も神聖な権利であり、またその最も高度の義務である』と、私たち国民に抵抗権があることを説いている。自信をもって、憲法を語り広げよう。」とまとめました。
うんうん。
「ツイッターなどで若い人に無理やり語らなくても、街角でアナログでつぶやいてつながることが大事」(中野晃一さん)
参加できるところに参加し、声を上げたり学んだことを発信していくことを続けることが大事だと思いました。