突然のメール失礼いたします。私は大阪府の公立校で、教員をしている□□□□と申します。
 先日の報道ステーションで、木村百合子さんの事件を拝見し、ブログも読ませていただきました。

 同じような事例は他にも聞きますが、木村さんが生きていれば私と同い年であったことが、とてもショックで、今メールを差し上げている次第です。

 わたくし事になりますが、今年で教員□年目になります。
 でも、この仕事をなんとか続けてこられたのは、周りの同僚の支えがあったからです。
 数年目のときに、クラスで陰湿ないじめ問題が起こりましたが、解決できず、翻弄され続け、突然出勤できなくなってしまいました。知らないうちに円形脱毛症にもなっており、自分の弱さがそういう形で現れたことにもさらにショックを受けました。必死で、本当に必死で毎日教室に足を運んでいましたが、突然「もういいや」と思ってしまい、しばらく出勤拒否をしてしまったのです。今思えば、唐突な仕事放棄だと思いますが、当時の私にはそうせざるを得ない精神状況でした。
 けれども、同じ学年の同僚は私をずっと心配してくれ、一人暮らしの私の自宅まで何度も様子を見に来てくれました。どれだけ、心の支えになったか、感謝してもしきれません。今、私が仕事を続けていられるのも、当時の同僚の理解と温かい励まし、支えがあったからです。それがなければ、私はもう辞めていたかもしれません。

 ですから、きっと私と同じようにつらい思いをした百合子さんが、このような形で亡くなってしまったことが、非常に無念でなりません。

 私には同僚の理解があって、百合子さんにはなかった。そのたった一つの違いが、つらいです。

 私が彼女だったかもしれないし、彼女が私だったかもしれない。紙一重、他人事だとは思えません。

 署名を集めておられると聞きました。
それでお力になれるのなら、署名用紙をお送りください。
どうぞ宜しくお願いします。
 この裁判が良い結果を結びますよう、お祈り申し上げます。
 ご支援されている方々、日々のお仕事も大変だと思いますが、どうぞご自愛くださいませ。