第17回中部近畿臨時教職員交流のつどいin静岡に行ってきました。

07年1月27日(土)28日(日)

早速、感想メールが届きました!

**「はじめて!」づくしの集いでした。
  私が家に帰りついてまもなく、二日間に「寄せられた感想文」の全部をまとめたという一報が届きました。なんという手際!こんなこと初めて!
 開会集会での現地の皆さんの劇。臨教運動では初体験の、ユニークな演出でした。臨教制度や教員採用の問題点を描くだけでなく、学習サークルの日々を飾らずに表現して、分かり易かった!と大好評でした。「はじめて」参加した方をひとりも取り残さない言葉で綴られていましたよね。きれいなピンクの大道具・どこでもドア一枚が舞台と「客席」を自然につなぎました。あの発想と製作技術を地元でも採り入れたい!と思わせられたのは私だけではないようです。
 会場は、県立森林公園のなかの「森の家」。こういうロケーションも、はじめてだったのではないでしょうか。ほんとうに木々に囲まれた山頂にありました。眼下には浜北から浜松あたりと思しき夜景が広がり、建物のどこを歩いていても木の香りが立ちのぼるようでした。全臨教静岡集会では海をたんのうし、今回は山に包まれました。
 開会集会のなかで、体を動かすゲームを楽しませていただきました。これもこれまでにない企画でした。フルーツバスケットで息をはずませ、大笑いしました。少し冷え込んできた時間帯、タイミングもばっちりでした。それより先に行われた「5人とデート・毎日デート(土日は家族とともに 笑い)」ゲームは、よく知ってる同士、はじめて出会った同士をやわらかくつないで、会場を一気にアットホームな世界に変えましたね。はじめての経験でした。
 分科会(第二分科会)は、コの字のかたちに机が並んでいました。意図的だったかどうかわかりませんし、それがとくによかったともその逆だとも思っていないのですが、とにかく「はじめて」のスタイルでした(笑い)。
長野からの参加が多かった集いなのですが、この分科会にも長野の定時制で講師をしている青年がいらっしゃり、これまであまり伝えられていなかった長野の様子を、かなり詳しく聞かせていただいたのも、はじめて とカウントできそうです。
 夜の交流会。京都の出し物があんなに短かったのは、有史以来「はじめて?」だったかもしれません(笑い)。「まいこちゃーん」の声もかけていただき、ありがとうございました。交流会が終ってから京都にもどる人がいるという強行軍もあまり経験のないことでした。真夜中の1時か2時か3時頃、それぞれの家に帰着だったようです。ドライバーの宅間さんは、いよいよ、明日、個人情報保護審議会の意見陳述です。面接官の書いた特記事項や所見欄の記述を開示せよと、せまってきます。今回は山口さんにも補佐人をお願いしています。
 教育基本法が改悪されてから「はじめて」の中部・近畿の集いでもありました。
 教育という営みが教室という現場で「せんせい」たちによって担われていくことを考えると、私たちが力をつくせるし、つくさねばならないのは、むしろこれからだと思います。その新たなスタートにたつに相応しい「はじめてづくし」の二日間を準備してくださった静岡のみなさん、ほんとうにありがとうございました。
        京都  岸

実行委員会事務局から

 集会に参加されたみなさん。無事、お家に帰られましたでしょうか?
集会をいろいろなところからつくりあげ支えてくださった静岡のみなさん、そして、遠くから駆けつけ集会を盛り上げてくださった他府県のみなさん、本当にありがとうございました。とりあえず、みなさんが書いてくださった感想文をまとめましたので、さっそく送ります。みなさんの感想を読みながら、改めてこの集会をやってよかったと感じることができました。特に、開会全体会への温かい感想文をたくさんいただけたことが本当にうれしかったです。

<開会全体会>

 劇がおもしろかったです。どこでもドアが上手でした。久しぶりにフルーツバスケットをして楽しかったです。ついむきになってしまいました。(石川Nさん)

 参加者同士で交流できたことがとてもよかったですし、現地の実行員の方々の手作りの温かさを感じることができました。劇もわかりやすかったですよ。来年の石川でも、実行委員会に多くの人を巻き込んで集会を成功させたいな。(石川Fさん)

 とてもアットホームな感じがしました。劇もとってもわかりやすく、後にパワーポイントで一つ一つ疑問、主張が出されていてよかったです。内容も、「そうそう」とうなずくことばかりで、臨教の時のことを思い出して、気持ち新たに臨教部のことを考えていこうと思いました。ゲームも5人の方とデートできて楽しかったです。大阪でも使います。ありがとうございました。(大阪Sさん)

 臨教運動が初参加者にもよくわかる企画でした。この運動はすでに長い時間をかけて多くの課題に取り組み、たくさんの成果を勝ち取ってきました。これから運動に参加しようとしている人たちにも充分に理解されなければなりません。その点についてよく考えられた開会企画だったと思います。(三重Oさん)

 劇、わかりやすくてよかったです。京都のサークルの学習会などでも使ったら〜?と言ってます。体育館、寒いですが、体を動かす取り組みもしていただき、助かりました。雰囲気のゆったりした全体会、よかったです。交流会後、帰ります。すみません。行きは家から6時間かかりました。何時に着くかな・・・。(京都Tさん)

 臨教制度と静岡の状況について、コンパクトでわかりやすい劇でした。さぞ考え、工夫されたと思います。ありがとうございました。(愛知Eさん)

 劇、とてもわかりやすくてよかったです。ゲームも楽しかったです。日々の忙しさでなかなか考えることのできないことを集会に来るとしっかり考えられます。大切なことなのに・・・。(京都まいこちゃん)

 司会をさせていただきました。遠くは石川や京都から来ていただき、各県の様子も少しずつ教えてもらい、今後の参考にします。(静岡Tさん)

 劇に参加したことで、静岡のメンバーとの団結が強まった気がしました。演ずることで考えの再確認ができました。アイスブレイク(デート)も楽しんでもらえて満足です。(静岡Sさん)

 自ら劇をやることで、いろいろな問題を再確認しました。アドリブ最高!!!ちょっとビックリした場面も・・・。5人の方とデーとしたのは生まれて初めてでした。短い時間でしたが、みなさんが頑張っていることや不安があることを感じました。また、心温まる会話ができてよかったです。(静岡たまちゃん)

 企画部責任者ということですごくプレッシャーでした。しかし、仲間の支えもあり、なんとかここまでできたと思います。本当に「ありがとう!」と心から言いたいです。(静岡かとちゃん)

 静岡の人たちそれぞれが力を合わせ、準備しているな〜。手づくりの素朴な雰囲気と内容でよかった。ステージで各々が語った話は、石川の講師にもそっくり(ほとんど)あてはまることだと実感して見て(聞いて)いました。(石川Nさん)

 静岡の(火)IYさん、(水)GMさん、(木)KAさん、また、夏の集会でお会いしましょう!デートしましょうね(笑)ありがとう!(三重Nさん)

 劇の中で本当に講師の立場、苦しみがよく伝わった。パワーポイントとあいまって、愚痴になりすぎずにとても明快でした。みなさま、ごくろうさまでした。(静岡Tさん)

 劇のサークル員の会話がすごくリアルで、身近に感じました。静岡の臨時教員の置かれた状況や、採用制度の問題点がよくわかり、勉強になりました。他県の様子を知ることは大変大事ですね。(三重BBさん)

 劇、おもしろかったです。とてもわかりやすかったです。全国の各所で、こうやってみんなが語り合って、広がってるんだなーと、なんか、勝手にしみじみしてました。どこでもドアが気になっていて、やっぱりどこでもドアだったのですねー。(愛知Yさん)

<第1分科会>

 各地でがんばっている方がたくさんおられることに大変勇気づけられました。当事者として、その思いを大切にすることが運動の原点であることを学びました。当事者として、今の私がいられることを誇りに思えるような集会でした。(石川Fさん)

 つたない司会で、議論が十分深められたか不安ですが、私自身はいろいろ学ぶことができました。開示請求をしていく時、次の人につなげるという視点だけでなく、その人の雇用保障、正規採用を勝ち取っていくという、臨教の人の思いを大事にしていくことが大切だということが、上村さんや兼松さんの話を聞いて実感しました。大阪が一番遅れているところですが、選考基準の公開と合わせて進めていければなと思います。(大阪Kさん)

 採用にあたっての年齢制限について話せてよかったです。各県の採用にあたっての制度や、温度差がわかり、三重での活動に生かしていきたいです。ありがとうございました。(三重Nさん)

<第2分科会>

 教員として、というより主権者として、自分が無自覚なことがいっぱいあったと思いました。学びたいことが見えてきた分科会でした。草津養護のお話を聞いて、講師だった時に研修が積み重ねられなかった苦しさを少し思い出せました。教員としての専門性の向上という点でも臨教運動は重要なのだと思いました。(静岡Sさん)

 他県の様子がいろいろ交流できてよかったです。私自身、まだまだ大阪のことをよくわかってないので、待遇面のことでも、良い面(→アピールできるように!!)、悪い面(→一緒に改善していけるように!!)しっかりと伝えられるようになっていきたいです。もっとたくさん話したかったです。(大阪Sさん)

 京都、大阪の服務、給与改善状況を参考に静岡の活動に取り組みたいと思います。滋賀県のHさんのレポートから、職場の集団作りの活動の様子が詳細で、大変心に残りました。(静岡Sさん)

 労働条件は本当に貧しいと思いました。参加の回を重ねるごと、また、おかしいなーと思うことで、「待遇・権利」とはどういうことか意識できるのだと思います。ちょっとずつ、わかることを発信して、みんなの学校の問題意識を持つ職場にしたいと思います。(滋賀Hさん)

<第3分科会>

 他県の状況を知ることができてよかったです。普段言えないようなことが言え、いろいろなアドバイスをもらうことができたのでよかったです。(石川Nさん)

 講師の皆さんの様々な悩み、こうなりたいという思いが聞けたのは大変良かったです。そこから話が広がったり、実践につながったりしたのは良かったです。また、人が話しやすい雰囲気って大事だと思いました。学校に戻って、子どもにも話しやすい場を与えたいと思いました。(静岡Hさん)

<第4分科会>

 どこの県も似たような悩みを抱えているわけですが、それぞれの方法で克服しているのがとても参考になりました。要求の異なる参加者の気持ちに柔軟に対応していく必要を感じました。(愛知Kさん)

 自分の悩みからスタートした分科会でした。いろいろなアドバイスをもらい、いろいろなことを考えることができました。苦労をした経験を生かしていきたいです。(静岡かとちゃん)

 永遠のテーマであるような「どう人を集めるか」「どう継続させていくか」ということを改めて語れることに意味があるのだと思います。抱えるとしんどくてあきらめたくなるような状況が目の前にあっても、同じような思いでがんばっている人がいるのだという部分があれば、またがんばれます。話を聞いていて「こんなことやってみたいな」と少しワクワクしてきました。まわりの信頼できる仲間と手をつなぎながら、まずは職場から・・・そして県へ、全国へと広げていきたいなーと思います。(滋賀Hさん)

 愛知の採用試験の学習会は「一人でできない」ものをということをメインに、集団討論や小論文を中心にやっています。でも、県民性の違いや要求の違いを、他の県からも教えてもらってよかったと思います。チラシの作り方なども工夫をしてみたいです。「ホームルームづくりに役立つ」とか「子どもたちの目がくぎづけ!」といったかざりを付けて、いろいろな人が参加してみたいと思えるような仲間づくりの場を目指していきたいですね。(愛知Mさん)


 久しぶりにサークル活動の分科会に参加しました。サークル運営の悩みは本当に大変だ、ということを、外から聞いているとよくわかるのですが、自分たちの活動はどうなんだろうか?というのを改めて見直す良い機会になったと思います。(滋賀LUNEさん)

 どの県のサークルも人数が少ないこと、秋〜春の期間の行き詰まり、という問題を抱えていることがわかり、その中で、待っているだけでなくもっとこっちから他の参加者に働きかけ、声かけすることが大事だとわかりました。(静岡Tさん)


 どこのサークルもメンバーを増やすということには苦労していて、また、仲間を増やすことに対していろいろ工夫してるんだということを再確認しました。これを地元の仲間づくりにも役立ててゆきたいと思います。(三重BBさん)

 サークル運営の悩みの本質は変わりません。どうやって参加した人たちに主体的に参加してもらえるのか?サークルに関わる人が必ず乗り越えなければいけない経験です。挫折も楽しみながら経験しましょう。その後に、何が起こるのかにドキドキ、ワクワクしながら、悩んでいる人を温かく見守ってあげられる仲間でいたいですね。(滋賀Nさん)

 石川では肩肘張らずにやっていまして、あまりがんばりすぎてしんどい気持ちになるとサークルはうまくいかないという思いがあります。ある意味ではみんなが責任を持たず、背伸びしないスタイルで続けられればと思います。ただ他県の活動をお聞きして、もっと会員同士が仲間意識を持っていく必要はあるなあと感じました。お互いがお互いを励ましたり、何でも話せるサークルを目指していこうと思いました。(石川Kさん)

<その他>

 非常勤で働く先生が、教育現場の最困難な場で悩みながら教育実践にあたっている姿が胸に残りました。雇用形態の貧しさゆえに起きる問題が実に多いと思います。本人の努力のみで解決できることではなく、学校の課題として取り組んでいけたらと思いました。(愛知Mさん)

 教育を現場から変え、前進していく新たなスタートの時期にふさわしい集会になったと思います。とりわけ開会集会の劇はわかりやすく、ウィットにも富んだ内容で、臨時教職員制度のマイナス面を広く理解していただくための有効なツールになると感じました。少し工夫して「りんりんマガジン」に掲載させていただきたいと考えています。二日間、ありがとうございました。会場も、私には好みに合って良かった!(京都Kさん)

 1月末のあわただしい時でしたが、県内外から多数の参加者があり、大成功の「つどい」になったことを喜びたいと思います。開会集会ではとてもわかりやすい劇と心和むゲームで、静岡らしい雰囲気がよかったです。交流や分科会では厳しい現状、切実な声が出されました。しかし、みんなの力で変えていこうという意欲が高まったと思います。現地、静岡のみなさんの準備と運営に心より感謝申し上げます。(愛知Uさん)

 静岡のみなさん、ありがとうございました。久しぶりの中部近畿の参加でしたが、あったか〜い雰囲気で、明日からのパワーをたくさんもらいました!(大阪Kさん)

 10数年ぶりの参加でした・・・。臨教の集まりは「せんせい」になった頃を思い出し、原点に戻れる、初心に返れる場だと思います。もっと職場の若い人や組合の執行委員の人にも参加してもらえたらなぁ・・・と感じました。愛知の歌「先生あのね」、いいですね。静岡のみなさん、お疲れさまでした。(大阪Sさん)

 さわやかな青年たちに出会えてとても心温まり、エネルギーをいただけたと思います。厳しい現場にあって、これからの教育を支える若者の活動を年長者の立場から応援したいです。(静岡Sさん)

 夜の大交流会の司会をすることになり、すごく緊張していました。しかし、お酒が入るにつれて緊張もほぐれて、楽しくできました。自分自身が楽しめなくてはダメだということを実感し、授業づくりと同じだなぁ〜ということを感じました。協力してくれた方、ありがとうございました。(静岡かとちゃん)

 こういう情勢だからこそ、本当に一人一人が思いを話せてそれを認めてもらえる場が必要です。そういう意味でもあったかい閉会式だったなと思います。「学んで、あそん、でつながる」ということを今年もしっかりがんばってゆこうと思います。(滋賀Hさん)

 歌(先生)とてもよかったです。ひそかに涙してました。そして明日への活力となりました。勇気、ありがとう!!(三重Nさん)

 静岡の地に来れてとてもよかったです。三重の集会から1年。日々の流れははやく、そしてこの集会が活力があることが再度わかりました。また、夏の集会でたくさん話したいと思いました。静岡の方、ありがとうございました。ご苦労様でした。(三重Nさん)

 中部近畿は5回目の参加になりますが、いつも元気をもらっていて、みなさんには感謝しています。地元静岡の方々、お疲れさまでした。千葉、石川でまたお会いしましょう。(三重BBさん)

みなさん、おつかれさま〜、この元気さで、また〜ねっ。