10月14日(土)に2万7千人が集まっての集会があったことは既にお伝えしました。ところが、例えば静岡新聞は全く載せていません。10・9の静岡県民のつどいも千人も集まったのに、全く。トホホですが、逆に言えば、私たちが伝えねば…!ということでもあります。うん。

 さて、「新聞全教」10/20版に当日の集会での評論家佐高 信さんの発言が載っていますので、転載します。

教育基本法を守るということは、「ストーカー」行為から精神を守ること

 昨日(10/13)発売された「週刊金曜日」の特集の内容は、“安倍教育改革のおぞましさ”。その見出しを「安倍晋三よ!おまえが教育を語るな!」と提案しましたが、それでは過激すぎると却下され、最終的には「安倍総裁!あなたが教育を語るな」に落ち着きました。
 特集の冒頭、魚住明さんと対談。その見出しは、私の提案が通って「愛国心を押しつける『ストーカー首相』」となりました。
 つまり、「愛国心」「愛」を押しつけるということは、ストーカー以外の何物でもない。だから、東京都には、一番ひどいストーカーが都庁に座っていることになります。
 「ストーカー首相」や「ストーカー知事」というものをどう私たちが至近距離に近づけないようにするかが一番大事なことであり、教育基本法を守るということは、「愛国心」押しつけというストーカー行為から私たちの精神を守ることだろうと思います。

 私は今、「夕刊フジ」に西郷隆盛のことを書いています。なぜ西郷なのかと思われるかもしれません。彼は靖国神社に祀られていない。賊軍の将とされているんですね。西郷にとっては新しくできた政府に反逆することが「愛国」だった。だから、「靖国」とか「愛国」とかいわれたら、「なぜ西郷が靖国神社に祀られていないんだ」という形でその矛盾をついていただきたい。

 それから、もう一つ。公明党の実質的なドンである池田名誉会長が、5年前に朝日新聞に書いた提言には、「教育基本法は見直すのではなく、大いに生かせ」とある。自民党に下駄の雪のようにくっついている公明党に、つきつけていただきたい。
 手を携えてがんばっていきましょう。

… … と、まあ歯に衣着せぬ発言です。でも、教育基本法改悪案を出した与党の矛盾が、と〜ってもよくわかると思いませんか。
 「新聞全教」10/20版の1面には、もう一人、国立市長の上原公子さんの発言も載っています。次回以降に転載させてもらいます。尚、見出しは「『公共』は『私』を自由にしておかないといけない」