対県教委 重点 春闘要求書

重点 4

「学テ対策」一辺倒になっているなどの実態がもたらす子どもや学校教育、教職員への弊害を認め、昨年12月の福井県議会意見書などを参考に、県教委として結果を評価するなどの作業を行わないよう市町に働きかけること。

 4月17日に行われた全国学力テスト 文科省自身が、学力の一部を表しているだけと言いながら、
毎年、悉皆(全員)で実施することによって、全国の教育委員会が躍起となって、平均以上を争っています。平均以上になると、「授業改善」が功を奏したと言うのです。でも、実際は、「学テ対策」です。過去問をやって慣れる、解答用紙に書く練習(普段は、テスト用紙に書くことが多い)、とにかく終わりまでやる(途中で時間切れとなって平均を下回ったことから)、三択問題のコツを学ぶ などです。


→「平成29年12月の福井県議会意見書」
 是非検索してみてください。全国学テの弊害がよくわかります。


 また、学習指導要領とそれに基づく(検定を通過した)教科書、さらに教科書の内容をどうこなすかのための年間の指導計画などの問題は、後景に押しやられています。
 学習指導要領の問題は、その詰め込み、年間で余裕のない内容量などは子どもと学校現場を困らせています。その内容も吟味が必要です。
 学習指導要領を是とした全国学テを、教育委員会が何の疑問もはさまず肯定していることにも、しっかりとした吟味が必要です。