被災58年
3・1ビキニデー 2012年が開かれました
焼津市長が来賓あいさつ
安斎育郎さんが主催者報告を兼ねて、原爆から原発へとつながるアメリカ、ソ連などの大国による「競争」、拡大について、その理不尽な歴史を語ってくれました。
間には佐野加奈さんのフルート演奏も。最後に吹いたフルートは、被災をまぬがれた宮城県の方のフルートだとか。
被害者の証言
大石又七さん 第五福竜丸の乗組員
「福島原発大事故は、ビキニ事件の原点にさかのぼって考えなければ、正しい答えは出てこないと思っています。」
「粉雪のような灰が降り、二千隻の船が被曝。
でも、わずか9ヶ月で調査打ちきり。アメリカに何も言えず。
この間に原発を誘致。
ビキニもフクシマも同じことが起こっている。」
ロンゲラップ島(マーシャル諸島)から被曝二世のグレイス・アボンさん、「差別され偏見の目で見られる。まだ汚染除去されていない。でも、決してギブアップしないよ、と。」
発言が続きました。
高知県幡多ゼミの方から。第二回焼津平和賞を受賞。 被曝した漁師さんに実際話を聞いて、仲間と学びあった。韓国に日本のマグロ船が売られ、韓国の漁船として同じ場所へいっていることも知った。
「原発事故に触れない教育こそ政治的偏向教育だ。」
「ウィーンへ行こう。」
「繰り返すなフクシマ。」
愛知県の人から原水協へ寄付があったそうです。シンチレーション放射能測定器を福島県農民連に寄付する。野菜などの放射線量を量る取り組みをする、と。
十五キロの南相馬から避難中。農産物検査をして、安心して作物を作り、食べることのできる福島に。
3/2あの静岡新聞が、社会面で大きく取りあげました。
「核被害 人ごとでない」と。
毎年、焼津市文化センターのホールは、立ち見が出るほど。
今年1800人参加。
静岡市から、もっと参加者あるといいなあ。