木村裁判第11回口頭弁論 
2010年9月9日(木)13:30静岡地裁

法廷を出た後の「報告・学習会」

傍聴席はいっぱいでした。

 新しい裁判長になって2回目です。
 弁護士の方々にも聞こえにくいようなやり取りで、傍聴席からは、???

 9月2日 木村さん側(原告)が、95から100号証を提出。木村さん側弁護士の『準備書面』(主張)に対して、基金側(被告)が出した「反論」に対し、再反論の「準備書面」を出したこと。以前書面で出していた、百合子さんが残した子どもの観察記録、日記、授業準備ノートなどを原本で出したことなどの確認。(基金側は、それをただぺらぺらとめくって「確認」しただけ)

 基金側は、5月18日を百合子さんのうつ病発症の日として、それ以後の百合子さんの「業務過重性」について、何ら触れていません。次回までに、「反論」という形で出すようですが。

 証人申請は、木村さん側は、百合子さんの母、小山道夫さん(元教師、ベトナムの子どもの家を支える会。百合子さんは学生に時に関わっていた。)、天笠医師(精神科)、瀬古さん(元教師)の4人を申請中。

 基金側は、当時の教頭、鈴木光男さん(当時の研修主任で百合子さんのクラスの前担任)、診断した医師の3人のようです。

 そこで、「準備手続」として、10月29日(金)13:30から、静岡地裁の3階の部屋で(通常は2階の法廷。「今日のような傍聴者も入ることのできる広い部屋を確保します。」と裁判長)行われます。内容は、裁判の争点を明確にする事と、どの証人を呼ぶことにするかの確認です。30分から1時間はかかるとのことです。

 この「準備手続」を経て、次回第12回口頭弁論から、証人尋問が始まります。 西新宿の新採自殺事件で、基金東京支部の審査会段階で(裁判になる前に)「公務災害」が認められました。このことを同じ基金がどう受けとめているのかにも、注目されます。

 尚、9月24日(金)〜25日(土)浜松・舘山寺ホテルウェルシーズン浜名湖で、『過労死弁護団全国連絡会議総会』が開かれます。1日目の総会は13時からですが、16時から真金薫子さん(東京都教職員互助会 三楽病院 精神神経科部長)の講演があります。全教静岡や愛知の鳥居裁判支援者の参加もあります。講演を聴くことだけなら、まだ参加可だと思いますので、一緒に行きましょう。