石川静岡県知事の問題発言に抗議!

12/12「静岡新聞」によると、石川静岡県知事は県議会で、「県教委について『学力定着の目的に限定すれば』と前置きした上で、『経営がかかっている塾の方が進んでいる。よくやっている学校もあるが、子供に教える力は県教委より塾の方が勝っている」と語ったそうです。

 なるほど、少人数学級のために払うお金などないと言ってきた知事さんですから、しょうがないか。いやいやそうではありません。権力を握る県知事が、安易に「学力問題」を語ってはいけません。県知事の考える「学力観」を県教委に(発言の流れからすれば学校現場に)押しつけるなど、「不当な支配・介入」です。行政がやってはいけないはずのことです。まして「経営がかかっている塾」の「学力観」を前提にしています。
 「子供に教える力は」「塾の方が勝っている」という根拠は、どこから来るのでしょうか?受験勉強、有名校合格実績?まさか、塾のパンフレットを鵜呑みにしての発言でしょうか?
 公立学校と塾の責任を混在させての発言は、おそらく意図的なものでしょう。しかし、責任ある立場の人が、無責任に語ってはいけない発言内容です。撤回すべきです。