08夏季闘争勝利!7・17中央総決起集会

最低賃金大幅引き上げ、公務員賃金改善、労働基本権回復、公務・公共サービス拡充などを求めて、はじめに人事院厚生労働省前で集会、次に財務省前と総務省前に分かれて要請行動を行いました。炎天下での4時間の行動はさすがに疲れましたが、2千人以上集まって熱気むんむんでした。

最低賃金を1000円に上げろ!前回上げられたものの、最高が東京の739円、最低は秋田、沖縄の618円、でも、619円の鹿児島の方からは、「鹿児島だって、同じように金がかかるんだ。おかしい!」との声。
 最低賃金を引き上げたら、中小企業が困るという声が上がっているそうです。
 でも、イギリスでは1999年に853円、年々上げて現在22歳以上は時給1308円だそうです。にもかかわらず大量倒産が起きていないのは?
・ 多くの従業員は既に最低賃金より高い。 
・ 賃金が上がる労働者は消費性向が高く、景気に貢献。
・ 賃金上昇は地域密着の中小企業関連の産業にプラス。
・ 勤労意欲と会社への定着が高まる。
だからなのだそうです。 景気の6割は個人消費だということですから、もっともです。

 低かったアメリカでも、800円台になったそうです。こんなに低いのは先進国で日本だけ!?

◆ 経済学者 山家悠紀夫さん試算…非正規労働者が低賃金で年金ももらえず、退職後に生活保護を受給したら、20兆円程度の財政負担。  ところが、年収200万円以下の人約1000万人に、最賃引き上げなど1人100万円底上げすれば、10兆円の負担で済むと。じゃあ、いますぐやんなくちゃ!

日比谷野外音楽堂での、全教、せいきょう労組、国公、全国一般などによるパフォーマンス…それぞれのたたかいや置かれている状況がよくわかりました。
◆尚、建交労の激励のあいさつの中で、公の「入札」という仕組みの中で、単価を削られ、しわよせが労働者に来ている、400万円でやってきたのに、250万円に叩かれるなどの例の報告が印象的でした。
行政が、貧困と格差を産む一翼を担っているというのです。
公務職場で、正規と同じ仕事をしているのに、ボーナスが出なかったり、月10万円程度の賃金しか払われていないなどの「臨時」職員の待遇も問題としてあげられていました。
◆その後、日比谷野音から銀座→八重洲口→とパレードをして終わりました。

◆全教静岡からは、市教組と西部教組から2名参加しました。

詳細は下記へ
http://www.zenkyo.biz/html/menu3/2008/20080717211358.html