07年全国教研・広島からのユタカ報告第2弾です。

  

広島のみなさん、ご苦労様です。

社会科分科会、平和と国際連帯の教育分科会

☆  昨日は社会科分科会、今日は平和と国際連帯の教育分科会に参加しています。広島ということもあってか、どちらの分科会でも沖縄や広島を教材にした平和教育のレポートがたくさん出されています。

☆ その中で特に印象的だったレポートを一つ紹介します。
  大阪のある中学校では沖縄への修学旅行に向けて十四時間も使って事前学習を行い、現地でも積極的に沖縄戦の聞き取り調査に取り組みました。

  そして、秋の文化祭で担任がクラス発表として沖縄戦の劇をしないかと提案します。 予想通り、エーッという反応の中、クラス一番のツッパリの男子が劇をやりたいと言い出しました。理由は、現地での聞き取りをした時に話してくれた人から、この話を若いあなた方からもっとたくさんの人に伝えてほしいと言われたのをおぼえていたからでした。

  そこから劇のシナリオづくりが始まりました。ガマの中の暮らしで一番辛いことは何だったのか?集団自決の時どんな会話があったのだろうか?再び沖縄戦についての学び直しが始まります。

  そうして上演された劇は観客の涙と感動を呼び、幕が降りたあとはしばらくは観客も出演者も黙ったまま動けず、まるで会場全体がガマの中のようだったそうです。

□  また、帰ったら報告レポートを書きたいと思います。明日は他の参加者を誘って、原爆資料館平和公園のなかの史跡を見て回る予定です。

ユタカ報告第1弾に対して返信が入っています。

□ 以前歴教協大会で夏の広島を訪ねた時に、被爆者の方のお話を聞くことができました。その方々はずっと放射能で苦しめられ、また政府の施策が支援を厚くし救おうという対応ではないことで、二重の苦しみだということが、よくわかりました。暑いですが、是非たくさん学び、同僚や組合員や子どもたちにたくさん伝えてください。from totoronn