「やらせ」疑惑に、さらに謝礼金疑惑!それでも「採決を」と与党の厚顔さ

11月14日(火)教基法特別委員会傍聴報告

  帰りの新幹線の中からメールします。

 中央行動は、夕方6時過ぎに終了しました。
  学校を出る時から「大騒ぎ」があり大変でしたが、何とか行ってきました。
  特別委員会全体がだれていて、保守も民主も内容がなく無駄な時間でした。 議員連中が飽きています。

毎日新聞社説のように仕切り直し以外にはない

と思いました。
石井議員と保坂議員が鋭く切り込みました

石井さんは、タウンミーティング、教育改革フォーラム、…の3点を企画成功させるために文科省内に11名からなるプロジェクトを立ち上げていて、全てそこから発信しているのではないかと追及しました 事実関係を特別委員会に報告せよ、明らかにする約束をしなければ審議できないと迫りました

  保坂議員は例のごとくいきなり入り込みました
これまで何億円も、1回につき1000万程度支出していることが明らかになりました。
  タウンミーティングの運営は、なんと民間が行っていたのです。 多くは電通が受けおっていました。 その中で最初の発言者(キックオフ=口火を切る)を依頼し謝礼5000円を支払っていたようだが、確認できず一時審議が中断されました。

  また、保坂議員は家庭教育に関わり、「改正」しても家庭の、心の問題まては立ち入らないと発言した前大臣の発言に反する形でひそかに検討が行われていたと迫りました
内部資料のはずのものが何故出てきたのかが保守系議員の関心事で、石井大臣は出所がわからないようなものには答えないと突っぱねましたが、官僚が否定しきらなかったので調査を迫りました。
  町村議員は教育基本法と関係ないと小さく発言者に言い続けていました 民主の議員からは応援ヤジがとびつづけ持て余していたエネルギーを発散していました。
明日は9時から公聴会 それ以降は未定です。

  与党はヤジも少なかったですね。 ヤジする元気もないという感じです。 彼等には個人に課せられたものもないですしね。
  もう終わりにしろよって感じ。 委員会の中では、最後の発言をしますといったこと以外に強行採決を臭わせる様子はありませんでしたが。
 伊吹大臣が盛んに午前中の民主案との相互理解ができてよかったと繰り返していました。民主党が妥協しなきゃいいですけど。

13日の札幌・大分の地方公聴会でも、政府・文科省への批判が

  「非常に不甲斐ない。正々堂々とすべき。」(大分県高校PTA会長)
  「非常におかしい。指導的立場にある人がこういうことをやるのは、不信感を買う。」「たての系列が強くなる。上を見て教育したら、子どもが見えなくなる。これが一番こわい。(元大分市立中学校校長)
  「現行教基法第10条を踏まえてやるべきだ。子どもの意見をきちんと吸い上げる教育行政になってほしい。」(北星学園大学教授)
    
 それでも、与党自民党公明党は、16日の委員会採決を提案したようです。これだけ前提のことで問題になっているのに、よく恥ずかしくもなく「採決」だなんて言えるものだと思います。もちろん、野党は突っぱねたようです。民主党が心配です。

http://www.hyogo-kokyoso.com/ 兵庫高教組HPを通して、与党へ抗議を!