憲法・教育基本法ニュース №289

国民の声が国会を動かす

◆ 多くの声が国会に届き始めました

27日衆議院第一議員会館第一会議室を埋め尽くす緊急院内集会が開かれました。並行して全労連、公務労組連が国会前に座り込みました。この日、教育基本法特別委員全員に対する要請行動ももたれました。都教組は独自に連日の特別委員要請体制を組み、すでに二順目の要請に入っています。特別委員には、毎日300枚程度のファックスが届いていると言われています。国会議員会館前の歩道は、教育基本法改悪反対を掲げるさまざまな団体の座り込みで、連日埋め尽くされています。

30日から特別委員会での本格審議がはじまります。この審議を一層大きな国民の声で包囲しましょう。また、傍聴席をあふれさせる連日の、傍聴行動と昼の議面集会を成功させましょう。

◆ 情勢は動かすもの

今、教職員組合はもちろん、多くの労働者の中にも、国民の中にも運動が大きく広がっています。衆議院で圧倒的な議席を持ち、短時間審議での早期採決をねらう与党の意向と、がっぷりと切り結びながら、国民の運動が情勢を切りひらこうとしています。

◆ 野党の幹事長・書記局長会談で政府改悪案の成立阻止を合意

26日、民主党日本共産党社民党国民新党の野党4党が、幹事長・書記局長会談を開き、教育基本法政府改悪案の今国会での成立阻止で力を合わせることなどを合意したことは重要です。この日、産経新聞や読売新聞がそろって、野党共闘に反対し、民主党と与党の法案修正協議や教育基本法「改正」早期成立を求める社説を掲げ、揺さぶりをかけたことは共同をおそれる改悪勢力の姿を示す象徴的な出来事でした。

今がたたかう時

◆ 全力で11.2中央行動を成功させよう

日本全国各地で草の根からの運動を大きく発展させながら、10.18中央行動、10.27院内集会など、私たちは一つひとつの行動を成功させ、国民の声を国会に届けてきました。衆議院特別委員会での本格審議がはじまり、採決をめぐって改悪推進勢力と国民の運動が大きく切り結ぶ情勢の中で、緒戦のポイントとして重要なのが11月2日の中央行動です。12時15分からの国会前行動、14時からの国会前座り込み集会、18時30分からの日比谷野音集会を何としても成功させましょう。

◆ みんなの力で一つひとつの行動の成功を

2003年3月、中教審教育基本法改悪を答申して以来3年7ヶ月、教育基本法の改悪を許さぬ運動を積み上げてきました。これからの一ヶ月あまりが、これまでの運動と国民の声を総結集すべき時期です。

11月2日中央行動、11月8日ヒューマン・チェーン、11月12日全国連絡会の日比谷野音集会、11月17日の教育基本法改悪阻止のための国民的大中央行動・・・、連続するこれら一つひとつの行動を、みんなの力で成功させましょう。

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10月31日の特別委員会傍聴・国会要請行動には、全教静岡から2人が駆けつけています。傍聴の様子を伝えていきます。