少人数学級 小中高30人学級(20人学級)を 県知事に要請

県知事に少人数学級の前進を要請

 1月18日(火)

「軍事費を削って暮らしと福祉・教育の充実を求める国民大運動静岡県実行委員会」(県評、民商、新婦人などの団体と個人で構成)は、

県知事に対し、医療、コロナ禍の中小零細企業、教育、リニア、浜岡原発などについて要請を行いました。

 

教育分野についてのやりとりを紹介します。

県が先陣を切って30人学級を

 「国に対して定数改善を強く要望していただくとともに、静岡県が先陣を切って小・中・高校の30人学級(20人学級)に踏み込んでください」と申し入れました。

 そして代表が次のように発言しました。

 「昨年もこの場に同席させていただき、知事から『静岡式35人学級が小・中で実現できたので、今度は高校の少人数化を実現したい。』の発言に大いに元気づけられました。今年も、是非高校も含めて少人数学級をお願いしたい。」

 「先日、市民の方と一緒に学習会を開きました。その際に、小・中と山間地の小さな学校で育ってきた高校生が『自分たちは少人数だったから、教師からも丁寧にみてもらえ、お互いに勉強が分からないところは教えあって学力がついた。高校では大人数になっても自分の意見はしっかりと言うことができる。』と語ってくれました。この高校生たちは、大人の前でも自分たちの主張をはっきりと伝えることができ、部活動でも中心になって活躍しています。少人数だからこそ育った良さです。

 静岡県は35人学級で努力していただいてきました。やっと国は小学校だけ35人以下学級に踏み出しました。それでも子ども達は日々成長するのです。国にも 是非少人数学級に踏み出すように強く要望してください。」

 

 少人数がふさわしい

 それに対して、川勝県知事は、

「35人以下学級だから、20人でもいい。先ほどの話にもあったように、静岡県には全校でも数十人という学校があり、これから合併の話も出てくるだろう。静岡は、全国に先駆けて義務制の35人学級をやったから、高校までという申し入れは筋が通っている。

 文科省の政策で、先生方も忙しくなっているので、子ども達と接する時間を多くするためにはコーディネーターやデジタル技術とかを借りることも大事。

少人数がふさわしい。」と応えました。

期待したいですね。