再)コロナ禍対応で要請書  & 教員免許更新制に反対する理由

 静岡県教委と35の市町に

要請書を送りました。(再掲)

  詳細はこのブログ8月29日に載せてあります。

 

1. 10代や10歳未満感染が広がっていることを踏まえ、学校での感染・まん延防止対策を強化してください。

 

2. クラスターが発生した学校での教訓などを明らかにし、必要な情報を全ての学校に知らせ、対応方法などを共有できるようにしてください。校医や市町医師会などからの専門的助言を得ることができるよう連携を密にし、その状況を公表してください。

 

3. 子どものこころとからだへのケアを最優先に行ってください。

 

4. 誹謗中傷に対する対策・対応を行ってください。

    

5. 施策・方針策定、発表にあたっては、事前に学校現場の意見を聞き、実態を把握することを前提とするようにしてください。大阪市立木川南小学校長の大阪市長への提言を教訓に。

 

6.会計年度任用職員を含む全ての教職員の感染予防及び感染した場合の対応に配慮してください。

  希望者全員のワクチン接種、定期的なPCR検査、職員室・事務室等にパーテーションを設置、応急的に体を横にできる休養室、基礎疾患のある教職員への配慮、感染した場合、公務災害に。

 

 

   さらに、学校現場からの声を聞いて、

「追加要請」を送りました。

 

追1.教育委員会による学校訪問、人事管理訪問の中止または延期を。

 

追2.感染・まん延防止のために配当された予算の(しばりのない)柔軟な運用を認めて。

 

追3.教育課程の編成実行について、学校現場の実績・蓄積・実態に依拠した柔軟な運用を認めて。

 

追4.上記追3に関連して高校入試のあり方を、子どもたちや学校現場の状況や要望に即して改善を。

 

追5.希望する教職員に居住地に関わらずワクチン接種ができるよう早急に対策を

 

追6.教職員の感染での後遺症に憂慮。公務災害申請をためらうことのないようにして。

 

 

 

教員免許更新制を廃止すること

 

 既に、政府・文科省は廃止する方向で動いているようです。

 この全教静岡ブログ8月25日の、全教談話「教職員を苦しめる教員免許更新制はきっぱり廃止を」「研修押し付けするな!」を参照してください。

 それがわかる前に、全教、全教静岡では「教員免許更新制を廃止すること」の一言要請に取り組みました。

 多くの方が、要請の言葉を寄せてくれました。全教を通して文科省に声は届けられています。政府・文科省を動かした一助になっていると思います。

 ところが、8月25日の標題にもあるように、政府・文科省は免許更新制はなくしても、研修履歴のようなものを一人ひとりにくっつけたいと画策しているようです。一般的に研修が大事だという考えを利用して、教員を上からの「研修」に縛り付けたいのでしょう。

 そこで、寄せられた声を、可能な限りここに載せて、思いを皆さんと共有できたらと思います。

 

★ 教員免許更新制は、現場を忙しくするだけで、全く意味のない制度です。新しい状況に対応するためには、校内研修が最適で、力量は十分に向上できます。1年でも早くこの制度を廃止することを望みます。

 

★ 教員として必要な資質能力を向上させることが重要であることは当然のことですが、多忙な業務の中、30時間の講習を受講する本制度は、大きな負担となっています。

 

★ 毎日の教育活動の中で、子どもや同僚から学ぶことが一番と考えます。

 

★ 10年前、更新講習を受けましたが、とても更新にふさわしい内容とはいえませんでした。

  現場で、自主的研究で学んだものが、血肉となってきました。

  この制度のため、教員不足が生じています。政策の失敗を認めるべきです。

 

★ ほとんど現場で活用することの無い講義を、10年前に受けましたが、大金を払ってまで受ける価値は見出せませんでした。大学にとっても、負担になっている更新講習は即刻撤廃すべきです。

 

★ 政府は、本来の、本当に必要な政策のみに真剣に取りくみますよう。